
お子さまへの声かけ〜ピアノ練習を促す効果的な言葉
子どもの成長と発育こんにちは。 音楽で0歳からのお子様を育てるオンライン音楽教育家の滝沢由美です。 指導歴30年。 1000組以上の親子と関わり、最近では海外受講者の間でも注目を浴びている音楽教育のご紹介をいたします。 前回のブログでは、ピアノレッスンの位置付けは生活に根ざした音楽としての位置づけが望ましいとしました。ですが、放っておいてもピアノを弾く子は100人に1人いるかいないかで、「練習しなさい」と言わないとピアノレッスンを継続するのが難しい・・・というのが、親の悩みどころでした。 現に、私の教室でも過去30年の統計をとると「練習しないので辞めさせます」と、退会の理由のNO1が「練習」に関する事でした。 「練習」をしなければピアノは上達しません。もっと、おおまかな意味で言うと、ピアノを弾かなければピアノの上達はしません、と言うことになります。 「練習しなさい」と言わなくてもお子さまが自分でピアノを弾いてくれたら声かけしなくて済むのですが、そのとっておきの方法はこの動画の最後に述べるとして、ピアノレッスンを継続するためには、どうしてもお子さまがやる気を出して、モチベーションを維持していく「声かけ」が必要になってきます。 このコツは3段階に分けられます。 ピアノレッスンを促す声かけの第1段階は、練習内容を具体的にすることです。 ピアノの課題の一つ一つを目標として定めて、その目標を達成することで、満足感と自己肯定感を積み上げていく。 そんな役割がママの声掛けには必要です。 そのためにも目標はスモールステップにして、少しずつ少しずつ進んでいき、達成したと言う経験をたくさんさせることです。 1つずつの課題をクリアしたら「練習がんばったね」と声かけします。 この方法は、お子様の達成感と自己肯定感を築くのに、とても良い方法です。 小さな目標の達成の積み重ねが、お子さまをあらゆる角度から成長させます。 この経験ができるピアノレッスンは、うまく活用すればそれだけでもお子さまのやる気、集中力、継続力、自己肯定感を育むチャンスとなります。 第2段階は、ピアノを弾くことを習慣化することです。 お子さんと話し合って、曜日時間を決めましょう。 1日のスケジュールの中でピアノに触ると言う時間を作ることが大切です。はじめは5分でもオッケー。 継続を目的とすることで、はじめは5分だった時間も、10分、20分と伸びていきます。 この時の声かけは毎回「がんばったね。」でもいいですが、たまに声かけをするだけで充分です。声かけの方法としては「ピアノさん毎日弾いてくれて喜んでるよ」とか「お母さん毎日あなたのピアノが聞けて、とっても嬉しいの」などと、お子さまがピアノ弾くことで、誰かに喜びを与えていると言うふうに持っていくと、お子さまのモチベーションも上がります。 大好きなお母さんが喜んでくれるとなったら、お子さまのモチベーションは、最強ですね。 第3段階は、習慣化のための工夫です。 練習した日はカレンダーにシールを貼るとか、10回練習したら、お母さんにピアノ教えてねとか、子供が楽しむ方法を見つけて継続していきます。 このように声かけのためには工夫が必要です。 ピアノをやらされてているとお子さまが感じるのではなく、自分からやっていると言う誘導をする知恵が親には必要です。 こうやって、子供に親にさせられているんだなぁと思う部分が、子育ての中ではたくさん出てきます。 さて、最後に練習をしなくても良いピアノレッスンの話をしたいと思います。 30年間の指導の中で、練習がピアノ継続のネックになると言うことを、冒頭で述べました。 スイミングスクールやダンスなどのように多少家でやる事はあるかもしれませんが、継続的な練習が必要とする。習い事は塾を除いておそらくピアノだけなのではないでしょうか? そこで、私は何とか練習をしなくても良いピアノ教室を作りたいと思いました。 コロナ禍でピアノレッスンがオンラインレッスンに切り替わった時に閃きました。 週に3回レッスンがあれば練習は必要ないのではないか… オンラインレッスンなら通う必要がないので、親の負担にならないのではないか? こうしてできたのが「るるオンラインこども音楽教室」だったのです。 もちろん週に3回のレッスンなので、今までのピアノレッスンとは、少し方法を変え、独自のメソッドで、子どもたちが好きな曲を思いっきり弾けるような指導内容になっています そんなピアノ教室が日本に1つでもあれば、子どもたちがもっと音楽を心から楽しんでもらえるのではないかと思いました。 そしてオンライン化することによって日本ばかりではなく、ドイツイギリス、フランスなどのヨーロッパ圏やオーストラリア、シンガポール、そしてアメリカ圏の方まで時差関係なく音楽を一緒にやる仲間として楽しく学ぶことができるようになりました。 練習しなさいよと声をかけなくても、週に3回のレッスンで自分から練習する子に育っています。 練習しなさいと言う言葉は必要のないこどもの自発性も育てられるのでお母さまがたは、とても気が楽ですとおっしゃってくれます。 さて、本日のまとめです。 ピアノレッスンを促すお子さまへの大切な言葉掛けは、3段階に分けて行うのがいいと思います。 第1段階は、練習内容を具体的にしてスモールステップが達成できたら「がんばったね」と声をかけます。 第2段階は習慣化する工夫をして、「お母さん、あなたのピアノが毎日聞けて嬉しいよ」とお子さまがピアノを弾くことで、他の人が喜んでくれると言うような工夫を仕掛けます。 第3段階は習慣化するためにシールを用いたり、お母さんが逆に教えてもらうなどの工夫をします。 以上、お子さまが自立して、楽しくピアノと向き合ってもらうための声掛けの方法でしたがいかがでしたでしょうか? 次回は、音楽を取り入れた育児についてお話ししたいと思います。 今日もありがとうございました。 ゆみ先生のピアノレッスンにご興味を持ちましたら、公式INEにご登録ください! るるこどもスタジオ公式LINE おこさまの音楽教育をサポート!! 続きを読む