こんにちは。
音楽で0歳からのお子さまを育てるオンライン音楽教育家の滝沢由美です。
指導歴30年。
3人の子どもを育てた経験を交えて音楽で子育てのお話しをしています。
気に入ったことはどんどん取り入れてご活用くださいね。
本日は、お子さまが小さいうちは、お子さまが「楽しい」と思ったことを思い切りさせて脳育をしようというお話しです。
みなさんが子どもの時を思い起こしてみてください。
何かに熱中して、黙々と遊んだ経験はありませんか?
それこそ、時間が経つのも忘れるくらい熱中したのではないでしょうか?
でも、大人になると熱中して時間を忘れて何かに打ち込む・・・そんな時間が持ちにくなりますよね。
家庭の主婦ならなおさらです。
家事に育児に仕事に・・・
「余裕」の2文字がとても贅沢な時間になっています。
こどもが何かに熱中している時、脳の中では何が起こってあるのでしょうか?
その前に、脳の特徴3つお話ししますね。
脳は感情、その時の状態で3つの波長を出します。
まずは、ベータ波。
これは、集中しているんだけれどストレスを感じている状態です。
いわば、高い集中力を出しているがゆえに緊張して、その緊張がストレスを感じてしまいます。
テスト期間が続いているときや、プレゼンの発表前、またピアノの発表会前の状態と言うとわかりやすいでしょうか?
次はアルファ波。
アルファ波は、リラックスしている時、視覚的なイメージを思い浮かべている時、集中している時に出ます。
ベータ波と同じ集中している時の波長ですが、こちらは芸術や瞑想など主に右脳を使ってイメージしている時に出る波長です。
ベータ波よりも集中が深く自然な状態です。
3つ目は、シータ波。
超リラックスしている時の状態です。
深い瞑想状態や睡眠中に出ます。
シータ波になるとストレスや不安を忘れることができ楽しさや快適さを感じることができます。
寝入りばなのようなぼんやりとした感覚です。
脳の波長の3つの特徴がわかったところで、「楽しい」時の脳はどうなってうるのでしょうか?
ベータ波の時は「楽しさ」とは結びつきません。
緊張状態にあるため、ストレスにさらされていて「楽しい」と感じることはできません。
一方、アルファ波の時は、集中し、クリエイティブな活動をしている時にアルファ波が出ることから「楽しい」と感じやる気も起こります。
常にイメージやクリエイティブな思考と繋がっているので、より創造的な活動へと繋がっていきます。
お子さんがブロック遊びやお絵描きをしている時はアルファ波が出ていると思われます。
さて、シータ波のゾーンに入るには深い集中が必要です。半分瞑想状態でないとこのゾーンには中々入れないと言われています。
しかし、純粋な子どもは、おそらくしばしばシータ波のゾーンの領域に入っていると思われます。
子どもの計り知れないクリエイティブ性などは、その表れだと思います。
このように思い切り「楽しい」体験をすることによって、集中することの学びと、どこまでも広がるクリエイティブ性を伸ばすことが出来ます。
大人になると中々作れない時間が子どもにはたくさんあります。
この時間を有効に使って、「楽しい」ことを存分にさせてお子さまをクリエイティブに育てていってください。
このクリエイティブさが日本の未来を作る!と言っても過言ではないくらい、お子さまに身につけたい必要な能力だと思います。
本日のお話を一言で言うと「楽しさ」はクリエイティブ性につながる大切な要素です。
お子さまのクリエイティブ性を伸ばす教育を取り入れてみてはいかがでしょうか?と、言うお話でした。
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